《論理の結び目/Logic Knot》

MTG(主にパウパー)のメモ帳です。

神河チャンピオンシップ Round15: Zhi Yimin vs 八十岡翔太

八十岡翔太が、これを勝てばトップ8の状態で最終戦を迎える。対戦相手はジー・イミン。こちらは勝ってなおオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ勝負となる。負けられないヒストリックの最終戦、果たして勝利の女神が微笑むのはどちらだ?

デッキは八十岡がアゾリウス・コントロールジーラクドス・アルカニストだ。

Game1

後手のジーが《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》で《大魔導師の魔除け/Archmage's Charm》を捨てさせ、《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》をクロックとして用意。さらに《思考囲い/Thoughtseize》と手札を攻め立てる。

《マグマの媒介者/Magmatic Channeler》を援軍に送るジーに対し、八十岡は《サメ台風/Shark Typhoon》で1/1トークンを生成する。《マグマの媒介者/Magmatic Channeler》で《死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger》を唱え、八十岡は対応して《記憶の氾濫/Memory Deluge》で手札を増やし被害を最小限に抑えようとする。しかし《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》が墓地の手札破壊を呼び起こし、八十岡の手札はズタズタに。さらに《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》の2枚目が追加される。

《冥途灯りの行進/March of Otherworldly Light》で《マグマの媒介者/Magmatic Channeler》を除去する八十岡だが、ここで燃料切れ。対するジーはクロクサを「脱出」させる。

7マナを立てて構えてターンを返す八十岡。ジーはチャンスとばかりに《バグベアの居住地/Den of the Bugbear》を加えてフルアタック。《ストーム・ジャイアントの聖堂/Hall of Storm Giants》でクロクサを受け止めるが、八十岡の残りライフは6に。

続くターンのフルアタックには、《記憶の氾濫/Memory Deluge》のフラッシュバックで《冥途灯りの行進/March of Otherworldly Light》を見つけ、《バグベアの居住地/Den of the Bugbear》を除去するが、ライフは3まで落ち込む。

八十岡の最後の《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》も有効なカードを届けてはくれず、ジーが慎重に残りライフを削りきった。

ジー 1-0 八十岡

Game2

一瞥して即キープした八十岡に対し、ジーはダブルマリガン。それでも《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》で手札への攻撃の口火を切る。八十岡は《安らかなる眠り/Rest in Peace》を場に送る。

ジーは《マグマの媒介者/Magmatic Channeler》でリソースを回復しにかかる。続くターンには《大群への給餌/Feed the Swarm》で《安らかなる眠り/Rest in Peace》を割る。《思考囲い/Thoughtseize》には《ジュワー島の撹乱/Jwari Disruption》が飛ぶが、これは予定調和といったところか。

《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》を追加するジーに対し、八十岡は《記憶の氾濫/Memory Deluge》から《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》で盤面を抑え込みにかかる。

《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》が《思考囲い/Thoughtseize》を呼び起こすが、八十岡の手札は潤沢だ。《歴戦の紅蓮術士/Seasoned Pyromancer》を送り込むジー。八十岡は《ポータブル・ホール/Portable Hole》で《マグマの媒介者/Magmatic Channeler》を除去し、《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》につなげる。

ジーはまずはナーセットを落としにかかるが、八十岡の《霊気の疾風/Aether Gust》がそれを許さない。《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》は《ストーム・ジャイアントの聖堂/Hall of Storm Giants》によって対処。2枚のプレインズウォーカーが盤面を制圧してゆく。

《歴戦の紅蓮術士/Seasoned Pyromancer》を追加するジーだが、八十岡の《終局の始まり/Commence the Endgame》が文字通りゲームを終局させた。

ジー 1-1 八十岡

Game3

2ターン目に《死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger》を唱えるジーの立ち上がり。続く《軍勢の戦親分/Legion Warboss》には八十岡の《ジュワー島の撹乱/Jwari Disruption》が刺さる。しかし、土地が2枚で止まった八十岡。

その隙に《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》を通すジー。これがマナとカードをジーに届け、《歴戦の紅蓮術士/Seasoned Pyromancer》を追加。八十岡は《安らかなる眠り/Rest in Peace》こそ出すものの、3枚目の土地もタップインだ。ジーは《真っ白/Go Blank》で手札も攻める。

ジーの《歴戦の紅蓮術士/Seasoned Pyromancer》が強烈なクロックとして八十岡のライフを減らす。更に2枚目の《真っ白/Go Blank》。

八十岡の4枚目の土地もタップイン。返すターン、チャンドラの「奥義」が決まり、八十岡のライフが一瞬で消し飛んだ。

ジー 2-1 八十岡

ジー、八十岡共に11勝4敗の成績で予選ラウンドを終えた。トップ8に残るのは、果たして……。

ジー・イミン Win!