《論理の結び目/Logic Knot》

MTG(主にパウパー)のメモ帳です。

神河チャンピオンシップ Round14: Eli Kassis vs Jean-Emmanuel Depraz

神河チャンピオンシップの予選ラウンドも残すところあと2回戦。ここでフィーチャーマッチに呼ばれたのは、ジャン=エマニュエル・ドゥプラとイーライ・カッシスの2人だ。ドゥプラはこの試合を勝てばトップ8が確定する。一方、カッシスは残り2試合を連勝しないと厳しい立場。

ヒストリックで行なわれるRound14。デッキはドゥプラのアゾリウス親和に対し、カッシスはタッチ黒のイゼット・フェニックスだ。

Game1

カッシスの《ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channeler》が口火を切る。ドゥプラは《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》で対抗。

《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》を置くドゥプラに対し、カッシスは2マナで《選択/Opt》を唱え、手札を整える。戻ってきたターンで、2マナの《火柱/Pillar of Flame》で《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》を除去。

ドゥプラも《ポータブル・ホール/Portable Hole》で《ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channeler》を除去するが、カッシスは《表現の反復/Expressive Iteration》で次なる戦力を捜しにかかる。

ドゥプラは《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》でトークンを生成。カッシスは《弧光のフェニックス/Arclight Phoenix》を走らせこのカーンを除去。《ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channeler》2号機も追加する。

エスパーの歩哨/Esper Sentinel》と《イラクサ嚢胞/Nettlecyst》を追加し、5/5となったトークンで襲いかかってくるドゥプラ。たまらずカッシスは《約束の終焉/Finale of Promise》を唱えるが、これは《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》で空振りに。カッシスからすると使わせたという形か。《邪悪な熱気/Unholy Heat》で《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》を除去する。

《思考の監視者/Thought Monitor》が新たな墓地対策の《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》をもたらす。巨大になったトークンと《イラクサ嚢胞/Nettlecyst》が止まらない。カッシスはドローを進めて《嵐翼の精体/Stormwing Entity》をブロッカーに追加するが、ドゥプラは《思考の監視者/Thought Monitor》おかわり。さらに《影槍/Shadowspear》が追加され、《イラクサ嚢胞/Nettlecyst》がカッシスを踏み潰した。

カッシス 0-1 ドゥプラ

Game2

カッシスの《選択/Opt》がゲームの開始を告げる。後手のドゥプラが《巧妙な鍛冶/Ingenious Smith》で《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》を見つけ、さらに《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》を追加する。

《火柱/Pillar of Flame》が《巧妙な鍛冶/Ingenious Smith》を除去するが、ドゥプラの次の手は《練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopterist》からの《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》。カッシスはタッチした黒色の《碑出告が全てを貪る/Hidetsugu Consumes All》で場を流すが、ドゥプラは《イラクサ嚢胞/Nettlecyst》を追加。しかしカッシスも《碑出告が全てを貪る/Hidetsugu Consumes All》の2枚目で抵抗する。

イラクサ嚢胞/Nettlecyst》がサイに装備され、一挙にクロックが膨れ上がる。しかし、カッシスの場の《碑出告が全てを貪る/Hidetsugu Consumes All》が《全てを貪る者の器/Vessel of the All-Consuming》に変身し、《アゴナスの雄牛/Ox of Agonas》を追加して盤面を固めていく。

攻め手の止まったドゥプラ。《弾けるドレイク/Crackling Drake》を追加するカッシス。次のターンには《弧光のフェニックス/Arclight Phoenix》も追加して総攻撃! 《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire》の魂力で《弾けるドレイク/Crackling Drake》を落とすも、《全てを貪る者の器/Vessel of the All-Consuming》が巨大化する。戦闘ダメージと《邪悪な熱気/Unholy Heat》の2連打の合せ技でサイも失ったドゥプラ。

カッシスの再度の総攻撃には《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》の魂力で残りライフ2でこらえるが、根本的な解決とはならなかった。

カッシス 1-1 ドゥプラ

Game3

カッシスが1マリガン。ドゥプラは《月罠の試作品/Moonsnare Prototype》を設置する。続けて《勢団の銀行破り/Reckoner Bankbuster》。《削剥/Abrade》でこの《勢団の銀行破り/Reckoner Bankbuster》は退場する。

白マナが引けないドゥプラ。カッシスは《表現の反復/Expressive Iteration》で手札を膨らませる。ようやく白マナを引いたドゥプラは《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》から《練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopterist》と続ける。

《炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Bolt》を2マナで《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》を除去、《厚かましい借り手/Brazen Borrower》の出来事でサイもバウンスし、一旦場は真っ更に。ドゥプラは《巧妙な鍛冶/Ingenious Smith》を場に送り、《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》を確保。更にサイも出し直す。

再びの《表現の反復/Expressive Iteration》から《嵐翼の精体/Stormwing Entity》でいよいよ攻勢にかかりたいカッシスだが、占術でお望みのものは見つからず、3/3となった《巧妙な鍛冶/Ingenious Smith》と《嵐翼の精体/Stormwing Entity》が相打ちになる。《思考の監視者/Thought Monitor》でドローを進めるドゥプラ。

カッシスは《選択/Opt》で《邪悪な熱気/Unholy Heat》を見つけるが、まだ「昂揚」していない。《勢団の銀行破り/Reckoner Bankbuster》を追加するドゥプラ。やることがないカッシスはエンドに《厚かましい借り手/Brazen Borrower》を出しておく。

カッシスは《考慮/Consider》からの《弾けるドレイク/Crackling Drake》で守りを固めるが、ドゥプラは《勢団の銀行破り/Reckoner Bankbuster》でドロー、《思考の監視者/Thought Monitor》で更にドロー、そして巨大な《イラクサ嚢胞/Nettlecyst》。《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》も出して逆転の目を潰していく。

イラクサ嚢胞/Nettlecyst》が《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》につけられ総攻撃。ブロックですべてのクリーチャーを失ったカッシスが投了ボタンを押し、ドゥプラがトップ8を確定させた。

カッシス 1-2 ドゥプラ

ジャン=エマニュエル・ドゥプラ Win!