5年ぶりの開催となったプロツアー。その決勝の舞台に上がるのは、殿堂プレイヤーのリード・デュークと、初日全勝から駆け上がったベントン・マドセンの2人だ。デッキは、デュークがイゼット独創力、マドセンがセレズニア・オーラを使用している。
机の上に置かれたトロフィー。プロツアーチャンピオンという最高の栄誉。様々なものを懸けて、今日最後の試合が始まる。
Game1
マドセンが2回のマリガン。デュークは1回のマリガンでキープを選択する。
マドセンの《林間隠れの斥候/Gladecover Scout》が試合開始を告げる。2ターン目には《結束のカルトーシュ/Cartouche of Solidarity》と《天上の鎧/Ethereal Armor》で4点のアタック。
土地を並べるだけのデューク。マドセンは《きらきらするすべて/All That Glitters》で一気に攻勢をかける。デュークは《棘平原の危険/Spikefield Hazard》で《結束のカルトーシュ/Cartouche of Solidarity》から生まれたトークンを除去するが、残りライフは8。デュークに残されたターンは1ターンだ。
しかし、2枚の《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》のトークンでチャンプブロックし、《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》は《焦熱の衝動/Fiery Impulse》で除去、粘るデューク。3枚目の《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》でさらに守りを固め、《キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki》で無限にブロッカーを用意できるようになった。
《離反ダニ、スクレルヴ/Skrelv, Defector Mite》を追加するマドセンだが、デュークは捨ててあった《鍵の秘密/Secrets of the Key》で手掛かりを2個生成する。
ターンが返ってきて、オーラで強化された《林間隠れの斥候/Gladecover Scout》のサイズを入念に確認するデューク。トップデッキしていたのは《不屈の独創力/Indomitable Creativity》だ。《世界棘のワーム/Worldspine Wurm》と《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》のコンビでパワー30のワームが生み出され、2枚の《キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki》との攻撃でマドセンのライフは一瞬で0を割った。
デューク 1-0 マドセン
Game2
《林間隠れの斥候/Gladecover Scout》を求めて強くマリガンするマドセン。3回のマリガンでは見つけられず、仕方なくキープをするが、《離反ダニ、スクレルヴ/Skrelv, Defector Mite》も《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》も《焦熱の衝動/Fiery Impulse》で除去されてしまう。
《皇の声、軽脚/Light-Paws, Emperor's Voice》は《かき消し/Make Disappear》されるが、2枚目の軽脚は通る。しかし、デュークは《大勝ち/Big Score》で一足早くゴールに近づいていく。
《不屈の独創力/Indomitable Creativity》X=1で《世界棘のワーム/Worldspine Wurm》が登場し、軽脚には3枚目の《焦熱の衝動/Fiery Impulse》。《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》が宝物の力を借りてプレイされると、マドセンはサイドボードを開始した。
デューク 2-0 マドセン
Game3
強く強くマリガンし、《林間隠れの斥候/Gladecover Scout》から《天上の鎧/Ethereal Armor》2枚と理想的なスタートを切るマドセン。しかしデュークはまたも《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》2枚でチャンプブロックして時間を稼ぐ。
《棘平原の危険/Spikefield Hazard》で援軍の《離反ダニ、スクレルヴ/Skrelv, Defector Mite》を除去し万全な状況を作り出したデューク。満を持して唱えるのはやはり《不屈の独創力/Indomitable Creativity》。
マドセンは戦いを惜しむかのように《世界棘のワーム/Worldspine Wurm》の攻撃を見届けてから、勝者を祝福すべく右手を差し出した。
デューク 3-0 マドセン
復活したプロツアーの最初のチャンピオンは、リード・デューク! おめでとう、デューク!
リード・デューク Win!
