《論理の結び目/Logic Knot》

MTG(主にパウパー)のメモ帳です。

『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ Round15: David Inglis vs Matti Kuisma

予選ラウンドもこれが最後。トップ8の席を確保するためには何が何でも負けられない戦いに、デイビッド・イングリスとマッティ・クイスマが挑む。《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》をキーカードとする、ジェスカイ変容のミラーマッチだ。

Game1

先手はイングリス。3ターン目のクイスマのエンドに《プリズマリの命令/Prismari Command》でドローを進めつつ宝物を生成する。

お互い構え合う静かなターンが続く。5ターン目のクイスマのエンドに再びイングリスの《プリズマリの命令/Prismari Command》。手札が回転してゆく。

《表現の反復/Expressive Iteration》でアドバンテージを狙うイングリス。クイスマはこれに《否認/Negate》。逆にクイスマも《表現の反復/Expressive Iteration》をプレイするが、イングリスも《否認/Negate》で応える。

《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》で仕掛けるイングリス。クイスマは《非実体化/Unsubstantiate》でこれを手札に戻す。返しに《戦利品奪取/Seize the Spoils》でドローを進めるが、クリーチャーをまったく引けない。

再びのイングリスの《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》。これが戦場に降り立つ。攻撃して宝物トークンは3つ。《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》を《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》に変容させようとするが、これはクイスマの《非実体化/Unsubstantiate》が《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》に撃ち込まれて防がれる。

クイスマもようやくヴァドロックを引くが、まずは戦場に残ったヴァドロックに《火の予言/Fire Prophecy》。イングリスは三度の《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》。クイスマはヴァドロックをプレイする。

《戦利品奪取/Seize the Spoils》でイングリスが引き当てたのは2枚目の《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》。さらに《焦熱の竜火/Scorching Dragonfire》でクイスマのヴァドロックを除去。クイスマの残りライフは4に。

クイスマは一応《火の予言/Fire Prophecy》でドローしてみるが、根本的な解決には至らず、Game1はイングリスが先取した。

イングリス 1-0 クイスマ

Game2

後手のイングリスの《精神迷わせの秘本/Mazemind Tome》がゲーム開始を告げる。これを《非実体化/Unsubstantiate》するクイスマ。イングリスは再度プレイするが、クイスマは《神秘の論争/Mystical Dispute》で拒否。《表現の反復/Expressive Iteration》で手札を整えるクイスマ。

イングリスも《表現の反復/Expressive Iteration》で手札を整えるが、クイスマは《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》を叩きつける。イングリスにとってはGame1とは逆に、ドラゴンを対処しつつ自分は勝ちに向かわねばならない難しい盤面となる。

再度の《表現の反復/Expressive Iteration》から、《棘平原の危険/Spikefield Hazard》と《焦熱の竜火/Scorching Dragonfire》で対処しようとするイングリスだが、クイスマの《セジーリの防護/Sejiri Shelter》で弾かれる。イングリスはフルタップに。

2枚目の《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》で一気にライフを詰めるクイスマ。さらに《伝承のドラッキス/Lore Drakkis》を変容し、《非実体化/Unsubstantiate》を回収する。

《プリズマリの命令/Prismari Command》で解答を探し、《レッドキャップの乱闘/Redcap Melee》で除去しようとするが、クイスマの《非実体化/Unsubstantiate》。イングリスの《否認/Negate》に対し、クイスマの最後の手札は《神秘の論争/Mystical Dispute》。カウンター合戦を制し、クイスマがタイに戻した。

イングリス 1-1 クイスマ

Game3

命運を決するGame3。クイスマはマリガンに見舞われる。イングリスは先手2ターン目に《精神迷わせの秘本/Mazemind Tome》。クイスマも3ターン目に《精神迷わせの秘本/Mazemind Tome》をプレイするが、これは《否認/Negate》。そして土地が止まってしまう。

5ターン目になんとか《ラウグリンのトライオーム/Raugrin Triome》を引くクイスマだが、《精神迷わせの秘本/Mazemind Tome》がイングリスにカードを供給し続ける。

《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》をプレイするイングリス。これにはクイスマの《レッドキャップの乱闘/Redcap Melee》が刺さる。イングリスは《精神迷わせの秘本/Mazemind Tome》を使い切り、さらにおかわりを設置する。

クイスマはアドバンテージをなんとか補填しようと《表現の反復/Expressive Iteration》をプレイするが《否認/Negate》。それにクイスマも《否認/Negate》で喰い下がるが、イングリスは《神秘の論争/Mystical Dispute》でさらに拒否する。

《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》を引いたイングリスはこれを戦場に送り込む。クイスマはなんとか対処したいところだが、《精神迷わせの秘本/Mazemind Tome》でマナ差が開きすぎている。クイスマの《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》は《神秘の論争/Mystical Dispute》であしらわれる。

《表現の反復/Expressive Iteration》で2枚目の《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》で攻め立てるイングリス。クイスマは天を仰ぎ、投了した。

イングリス 2-1 クイスマ

デイビッド・イングリス Win!