《論理の結び目/Logic Knot》

MTG(主にパウパー)のメモ帳です。

『カルドハイム』チャンピオンシップ Round14: Austin Bursavich vs 八十岡翔太

『カルドハイム』チャンピオンシップの予選ラウンドも佳境に入ってきた。Round14では、11勝2敗で勝てばトップ8が確定する八十岡翔太と、10勝3敗で追いかけるオースティン・バーサヴィッチの戦いをお送りする。八十岡は紹介するまでもなく有名なMPLプレイヤー、対するバーサヴィッチは2020シーズン・グランドファイナル優勝が記憶に新しいライバルズ・リーグ選手だ。

ヒストリック・フォーマットでの戦いとなるこの試合、それぞれ、八十岡は1番人気のジャンド・サクリファイス、バーサヴィッチは2番人気の白黒オーラを使用している。

Game1

即キープの先手の八十岡に対し、バーサヴィッチは1マリガン。《金のガチョウ/Gilded Goose》から《波乱の悪魔/Mayhem Devil》と好スタートを切る八十岡。

バーサヴィッチは《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》をプレイするが、《寓話の小道/Fabled Passage》から《大釜の使い魔/Cauldron Familiar》、《魔女のかまど/Witch's Oven》と続けて、《波乱の悪魔/Mayhem Devil》の能力で除去される。

《立身/Claim》でスラムを蘇らせ、《結束のカルトーシュ/Cartouche of Solidarity》と《悪魔的活力/Demonic Vigor》をプレイするバーサヴィッチ。八十岡は《古き神々への拘束/Binding the Old Gods》の第1章で《悪魔的活力/Demonic Vigor》を剥がし、《大釜の使い魔/Cauldron Familiar》を《魔女のかまど/Witch's Oven》で循環させ再度スラムを除去する。

2枚目の《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》をプレイするバーサヴィッチだが、八十岡の場に《悲哀の徘徊者/Woe Strider》が追加されると天を仰いだ。

バーサヴィッチ 0-1 八十岡

Game2

バーサヴィッチが再びのマリガンスタート。八十岡の《思考囲い/Thoughtseize》がバーサヴィッチの手札を暴き、《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》を捨てさせる。

何もすることのなくなったバーサヴィッチに対して《パンくずの道標/Trail of Crumbs》でゆっくりしていく八十岡。バーサヴィッチは《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》を手札に加える。

《思考囲い/Thoughtseize》で安全確認の後に《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》をプレイするバーサヴィッチ。八十岡は《パンくずの道標/Trail of Crumbs》でドローを進めるが除去を引き込むことはできず、《金のガチョウ/Gilded Goose》をプレイするのみ。

ルールスの能力により墓地の《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》が蘇る。《天使の贈り物/Angelic Gift》をスラムにエンチャント、さらに《死の重み/Dead Weight》を八十岡の《金のガチョウ/Gilded Goose》にプレイしドローを進める。八十岡は《波乱の悪魔/Mayhem Devil》をプレイし、《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》と《寓話の小道/Fabled Passage》を立ててターンを返す。

《悪魔的活力/Demonic Vigor》を《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》に。さらに《きらきらするすべて/All That Glitters》でスラムは6/6に。《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer》を追加し、ルールスで墓地の《死の重み/Dead Weight》をプレイしさらにドローを進める。

2枚の《寓話の小道/Fabled Passage》で《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》を除去、さらに《悲哀の徘徊者/Woe Strider》で《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer》も除去する八十岡だが、空飛ぶ《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》は健在。

バーサヴィッチは《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer》から《歩哨の目/Sentinel's Eyes》、《結束のカルトーシュ/Cartouche of Solidarity》、《死の重み/Dead Weight》と続け、巨大な《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》の攻撃で八十岡のライフは一気にマイナスとなった。

バーサヴィッチ 1-1 八十岡

Game3

八十岡とバーサヴィッチがお互いマリガン。《金のガチョウ/Gilded Goose》が《死の重み/Dead Weight》で対処される立ち上がり。

八十岡は《思考囲い/Thoughtseize》で《ぬかるみの捕縛/Mire's Grasp》を捨てさせ、《金のガチョウ/Gilded Goose》を再度プレイ。バーサヴィッチの場には《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》が登場する。

3ターン目、《金のガチョウ/Gilded Goose》と《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》からの《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》で強襲する八十岡。少しビックリしたような表情を見せるバーサヴィッチ。

《悪魔的活力/Demonic Vigor》から《天使の贈り物/Angelic Gift》で少しずつスラムを大きくするバーサヴィッチに対し、《悲哀の徘徊者/Woe Strider》がプレイされ、ヤギを生け贄に捧げてのコルヴォルドの攻撃が開始される。

《歩哨の目/Sentinel's Eyes》、《結束のカルトーシュ/Cartouche of Solidarity》とさらにスラムを大きくしていくバーサヴィッチだが、コルヴォルドの大きくなり方も半端ではない。《波乱の悪魔/Mayhem Devil》から《致命的な一押し/Fatal Push》でスラムを除去し、《波乱の悪魔/Mayhem Devil》の能力でトークンも掃除。

最後のお願いで《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》からの《歩哨の目/Sentinel's Eyes》でドローを進めるバーサヴィッチだが、コルヴォルドに対する回答はない。

バーサヴィッチの「Good Game」のエモートに眉一つ動かさず「Good Game」と返し、八十岡翔太がトップ8を確定させた。

バーサヴィッチ 1-2 八十岡

八十岡翔太 Win!